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介護福祉士Yuの体験記

介護士の体験談や考え事、転職方法などをつづっています

少子高齢化、原因と問題点を考える

少子高齢化社会の未来

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本記事では少子高齢化の概要について、実際にどのような点が問題なのかということをまずは簡単に説明していきます。そのうえで、今後介護業界にどのようなことが起こるのか、何をするべきなのかといったことを考えてみました。

 

急速に進む少子高齢化

よく言われるように、現在日本では急速に少子高齢化が進んでいます。少子高齢化とは言葉通り、生まれる子供が少なくなっており、高齢の方がどんどん増えているわけです。とはいえ、子渡場だけで聞いてもよくわからない部分が多すぎます。下記では実際の数字も見ながら、もう少し詳しく見ていきましょう。

少子高齢化とは?

さて、改めて少子高齢化についてですが、ざっくりとした解釈としては上記の内容であっているようです。ただ、ポイントとなるのはそれぞれの理由です。生まれる子供が少なくなっているのは出生率の低下が大きな要因で、高齢者が増えているのは平均寿命の伸長によるところが大きいようです。これはそれぞれどのようなことなのでしょう。

出生率(しゅっしょうりつ)の低下

出生率とは人口学における定義では人口に対して年間の出生数の割合のことを言います。次にニュースでよく話題になるのが合計特殊出生率です。こちらは1人の女性が一生のうちに出産する子供の数を指しています。

日本では戦後すぐ1947年には、この合計特殊出生率がおよそ4.5だったのが2014年には1.4程度になっています。単純に考えて、1人の女性が産む子供の数は戦後すぐの3分の1程度になってしまっているのです。その原因については女性の社会進出、晩婚化等いろいろと言われますが、そういった話は今回は詳しく見ずに、とにかくこういった要因をもとに日本においては年々少子化が進んでいるということです。

平均寿命の伸長

一方で高齢化についてですが、ここには平均寿命の伸びが関わってきます。1960年には日本の平均寿命はおよそ65~70歳程度でした。それが2014年には80~86歳程度と非常に伸びています。

要因としてはこれも様々でしょうが、医療技術の進歩、食事が変わったことによる栄養摂取の変化、またジムなどに気軽に行けることも無関係とは言えないでしょう。このように寿命が延びたことで高齢者の数も大幅に増えています。次はその点についての数字を見ていきます。

超高齢社会の日本

このように子どもが減って、高齢者が増えた結果として、今の日本は超高齢社会と呼ばれる状況になっています。超高齢社会とは、総人口のうち65歳以上の高齢者が21%を超えた社会のことを言います。日本は2007年に21.5%となり、超高齢社会となりました。

結果として日本の高齢者の数はおおよそ3,000万人程度。日本全体の人口がおおよそ1億2,000万人程度ですから、2007年から10年たらずで高齢化率の割合としては5%程度、人数としては数百万人くらい増えているということになっています。

子どもの数はどれくらい変わったか

一方で生まれる子供の数は年々少なくなっています。上記では出生率しか記載をしていませんでしたが、出生数としては戦後すぐが約250万人程度だったのが、現在ではおおよそ100万人程度となっています。2016年には出生数が5年ぶりに増加して、約100万8000人と報じられていました。子どもの数も3分の1近くになってしまっているのです。

さらにそのかげで毎年無くなる方というのはおおよそ130万人程度になっています。差引30万人程度が日本では毎年減っているというわけです。ですから、少子高齢化の背景で起きているのは人口減少です。現在およそ1億2,000万人の人口が2050年には1億人を割ると予想されているのです。

以上が少子高齢化についての概要です。

 

日本で抱える問題点

では、それによって具体的に日本では何が問題になっているのかということですが、少子高齢化、超高齢社会、人口減少等々でよく挙がるのは下記のような内容です。

  • 働き手が少なくなることで経済が衰退する
  • 日本においては社会保障制度が立ち行かなくなる
  • 世代間の人数の差異が大きくなり政治的に不安定になる

大きく言うと下記のような問題になるわけですが、その背景を考えると決して楽観視できない事態が多数起こることになりそうです。たとえば国として貧しくなれば、そこにはどうしたって貧富の格差が生じます。既に日本ではそういった事態が進んでいるとも言われていますが、貧しい人たちにとっては必ずしも幸福を感じやすい社会ではない可能性が高いと言えるでしょう。

また、社会保険制度が立ち行かないというのは、現在の賦課方式を考えると、まずは現役世代の負担増加が懸念すべきところでしょう。ただでさえ、会社勤めだと毎月の給料の3割近くがさまざまな形で取られてしまっているわけです。今後はそれがさらに大きくなる可能性がたかくなるわけです。

一方で高齢者にとっても、歳をとってからいろいろと助けてもらいたかったはずが財源不足でできませんとか、人手不足でできませんといった事態になる可能性があるわけです。これは現役世代にとっても高齢者にとっても決して幸福だとは言えないでしょう。

介護業界では何が困っているの?

では、少子高齢化が進むことで介護業界にはどのような課題があるのでしょうか。既に顕在化していることではありますが、懸念されているのは働き手の不足です。団塊の世代が後期高齢者である75歳を迎える2025年にはおよそ100万人近くの介護職員が足りなくなるだろうと予想されています。

経験あるリーダーの育成が急務

そういった事態を考えた時に必要だと思われるのは、経験のあるリーダーです。もちろん、将来的にはさまざまな形で働き手を増やすための施策が実施されるでしょうが、その時に増えた人が皆素人だったとすると、それでは質の高いサービスなど提供できるわけがありません。

そこで必要となるのは、そうした増えた人材を指揮するリーダーです。介護業務の経験、そしてリーダーシップ、それから理想的な介護のあり方への意識、つまりはビジョンなどを求められるはずです。そうした人材をいかに増やせているか、それがこの先、介護職が良い仕事になるのか、それとも現状で既に揶揄されるような3Kのような仕事になってしまうのかの分水嶺になるのではないかと思います。

 

 

以上、少子高齢化についてと、それによる問題について考えてみました。

お読みいただきありがとうございました。