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介護福祉士Yuの体験記

介護士の体験談や考え事、転職方法などをつづっています

要介護って何?施設を利用する人たち

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介護職をはじめる際に、まず知っておきたいのが利用者のこと、その利用者の支援の必要な度合いを示すのが要介護という言葉です。65歳以上で介護が必要だと行政に判断されると、要介護認定者となります。(介護予防が必要だと認定された場合には要支援認定者となります)

 

要介護認定-7つの段階

要介護(要支援)者は大きく7つの段階に分かれています。各段階とそれぞれの状況については下記のようになっています。

要支援1

身の回りのことはほぼ自分でできますが、将来を考えると支援が必要な方です。生活機能の一部に若干ですが低下が認められます。何もしない場合にはさらに機能が低下することが予想されますので、介護予防サービスを提供することで改善を目指します。

要支援2

身の回りのことはほぼ自分でできますが、いくつかについては明確に手助けが必要な方です。身体機能の一部に低下が認められ、介護予防サービスを提供しないと、将来的にさらに機能低下することが予想される状態です。

 

以上が、要支援です。言葉のとおり、まだ介護が必要ではないけれど、支援が必要だという段階です。

言葉の定義で考えるのは難しいですが、背筋はまだまっすぐで、高齢ではあるけれど自分たちで生活している高齢者の方々をイメージしていただくとよいかと思います。要支援1~2や要介護1~2くらいまでは自宅で暮らすことができるレベルです。

要支援の方が受けるサービス

上記のように、要支援の方は予防的な措置は必要ですが、基本的には自宅で生活できる方々です。要支援の方のための介護保険のサービスとしては、たとえば下記のようなものがあります。

  • 入浴が少々不安なので、その点だけ自宅にヘルパーさんに来てもらって助けてもらう
  • 多少筋力が衰えてきたので、将来的に機能を下げないようにリハビリを行う
  • 自分でつくる料理だと栄養バランスが不安なので、食事の栄養管理をしてもらう
  • 体調の維持が不安なので、定期的にお医者さんと看護師さんに訪問してもらう
  • 家にずっといると機能低下が予想されるため、昼間は施設に通ってリハビリ等を行う

ここからは「介護」が必要な方です。

要介護1

身の回りの生活において、一部見守りや手助けをしないと不安かを感じる段階の方々です。筋力面での衰えが生じ始めており、立ち上がり・歩行、また入浴時などでで支えが必要になります。

要介護2

身の回りの生活において、全般的に見守りや手助けが必要な方々です。明らかに筋力面が衰えており、立ち上がり・歩行等で支えが必要になります。立ち上がり・歩行、入浴時だけではなく、排泄や食事でも見守りや手助けが必要になりはじめます。

要介護3

自力での立ち上がりが難しくなる段階です。よって、生活全般で見守りや手助けが必要な方々です。筋力が不足しているだけではなく、自由に体を動かすことが難しくなっており、着替えなどにも助けが必要になります。

要介護4

生活全般を営む機能が低下しており、日常的な動作すべて介助が必要になります。

要介護5

生活全般を営む機能が著しく低下しており、日常的な動作すべてで全面的な介助が必要です。人によっては寝たきりの場合もあり、助けなしでは日常生活を送れない段階です。

 

要介護の方が受けるサービス

要支援とは異なり、既に介護を必要としている状態です。よって、要介護の方が受ける
サービスはそれに適したものとなります。

  • 入浴についてはほぼ完全に手助けをしてもらう
  • 既に身体機能の低下が見られるかが、できる限りの向上を目指してリハビリを行う
  • デイケアやデイサービスを利用して、短期間で集中的にリハビリや機能訓練を行う
  • 介護施設等に入所して、定期的に機能訓練や介護を受ける

 

サービス提供の仕方が変わる

以上が、大まかですが要介護についてです。サービス提供者として考えたいのは、
各段階で必要としていることが異なることです。要支援の人を過剰に手伝ってしまうと、人によってはプライドが傷つけられたと感じたり、その人の機能回復を妨げてしまうことがあります。

逆に本当は介護が必要な人に、大丈夫だろうと十分な介護をしない場合には、事故や機能低下の原因となってしまう可能性があります。ですから、目の前の人が要介護のどの段階にいて、どういったサービスが適切なのかということを、介護職員としてはしっかりと考えることが大切だと言えるでしょう。

 

どういった介護施設で働きたいかを考える

また、上述してきたように、要介護の段階によって必要となるサービスは変わります。
自分が働く立場だとしたら、誰にどのようなサービスをしたいのか、その点も考えておくほうがよいかもしれません。

たとえば、要支援の方の機能回復を専門的にやりたいとか、既に体が不自由な方を自分が助けたいとか、そういった希望を整理しておくことで、働き始めた後も納得のできる仕事ができるはずです。逆にここが不明瞭だと、働き始めた後にこんなはずじゃなかったと感じてしまう可能性もあります。

手間も時間もかかりますが、事前に自分の気持ちと向き合っておくことが大切です。

 

 

以上、要介護の段階とそれぞれで必要なサービスについて紹介しました。

お読みいただき、ありがとうございました。