介護福祉士Yuの体験記

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介護職の魅力とやりがい

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これまでの記事でも説明してきたように、介護職は大変な仕事でありながら、お給料は今のところ決して高くはありません。その一方で、今後ますます少子高齢化が進むことで介護職の需要は増え、働き手も増えていくことになるはずです。

これからも、忙しいのにもかかわらず、金銭面などの待遇が決してよくないという状況は続く可能性があります。そうした時、介護の仕事に限ったことではなく、人が働くには何かしらの喜びや感動、その仕事をしたいと思える魅力ややりがいを必要とするものです。介護という仕事にはいったいどのような魅力ややりがいがあるのでしょうか?

 

4つのやりがい

介護職のやりがいと言ったって、実際のところは人それぞれでなかなか決められるものではないかと思います。本記事ではよく聞かれる代表的な4つの項目を例として取り上げます。それではさっそく紹介していきます。

1.ありがとうと言ってもらえることが嬉しい

皆さんは最近誰にありがとうと言ってもらえたでしょうか?ごく当たり前の感謝の言葉のはずが、振り返ってみると、最近言われた記憶がないなという人もいるかと思います。

介護の仕事のやりがいの1つでよく言われるのが、このありがとうと声をかえてもらえることです。そんなことがやりがい?と思われるかもしれませんが、心からありがとうと言ってもらえることの嬉しさというのはかけがえのないものです。

2.ともに闘える仲間が見つかる

もう1つ、仲間が見つかるというのが介護職の魅力かもしれません。特に施設介護であれば、職場は1つ。労働時間中はずっとその施設内にいるわけです。その日やるべきことを、その場の職員みんなで協力して行うわけですから、否が応でもチームワークが必要で、必然的に醸成されます。

介護の仕事にはチームワークが必要

他社との深いコミュニケーション抜きでは完遂できないのが介護職の仕事なのです。その中では時に相手に本気で怒ったり、逆に上司からも本気で叱られたりといったこともあるでしょう。なかにはそれが逆に辛いとか嫌だとか言った場合もあるかもしれませんが、そうした経験を乗り越えることができたとき、他の職員とは戦友といえるほどの関係が築ける場合もあるはずです。こうした本気ともに働いた仲間ができるというのは、介護職の1つかもしれません。

もちろん、他の仕事でもそういった関係性を結べることはあると思います。ただ、介護職の場合には扱う対象が人です。しかも、高齢になった方の食事や入浴、はては排泄まで、きれいごとではすまないところの支援をするわけです。そこには建前やポーカーフェイスではいられない大変さがあるのです。

3.高齢者から多くの学びを得られる

私たちの多くが、高齢者の方を見るときに、「高齢者」としてひとくくりで見てしまっていないでしょうか?当たり前の話ですが、彼らにも若いときはあり、今の私やあなたのように、社会の最前線で活躍していた時代があったのです。なかには企業経営をしていたり、プロのスポーツ選手だったり、芸術家だったり、現役時代に輝かしい実績を残した人もいるはずです。

人として高齢者と向き合うことの大切さ

介護の仕事では、そうした高齢者1人ひとりが誰であるかということに、必然的に迫ります。どんな方だったのか、そして今どんな方なのか、高齢者という前に1人の人として接することができるのです。もし、そうした人々の声を謙虚に聞くことができたならば、そこから学べることは非常に大きいはずです。何人もの人が自分の人生、70年80年で感じたことを教えてもらえるわけですから。

高齢者の世話をすると考えるとネガティブに思えてしまうかもしれませんが、考え方を変えればそこは最高の学び舎になるのではないでしょうか。

4.社会貢献

最後4点目は社会貢献をできているという視点です。よく言われているように、少子高齢化が進む日本では、現在すでに人口の約3分の1が65歳以上の高齢者という状況です。そして、その割合は今後ますます増えていきます。

これはもう避けられない現実です。そうなると、どうしたって今以上に高齢者の支援をする必要があります。それがなければ、国としての発展も危うくなるでしょう。その危機を救うのが介護職という仕事なのです。

大げさにも思えますが、個人的には本当に今後の介護職のあり方いかんで日本の未来は大きく変わるのではないかと思います。少子高齢化の最前線で働く介護職という仕事、これは1つのやりがいになるでしょう。

以上、介護職の4つのやりがいを紹介しました。

 

やりがいを考えることの必要性

なぜ、今回このように介護職のやりがいを考えたのか、その最大の理由は、やはり冒頭で述べた重労働・低賃金というところに戻ります。そういった意識なしに働くには、介護職という仕事はやはり大変なのです。実際のところ、介護職員は常に入れ替わりが激しいと言われます。

厚生労働省が発表する雇用動向調査によれば、平成24年の全産業の離職率が14.8%ながら、介護職員は全体で17%という数字になっています。とりわけ非正規職員の場合には約23%と高くなっています。せっかく介護職員初任者研修の資格を取得して介護職として働きだしても、3年も経たないうちに辞めてしまう人が非常に多いのが現実なのです。

介護職は自らの気持ちしだいでやりがいを生み出せる仕事

もちろん、やりがいを持ったからといっても、それだけで長期間働けるわけでもないですし、どのような職場かというところにも影響される部分は多いでしょう。ただ、間違いなくときに支えとなってくれるはずです。これから介護の現場で働く人は、入職前に一度やりがいについて考えてみてはいかがでしょうか。

介護の世界は、2000年に現在の介護保険制度が始まったことを考えると、まだまだ歴史の浅い業界ともいえます。さまざまなことが発展途上です。異業種からの転職者も多いわけですが、そうした異業種の知識や経験によって、思わぬアイデアが生まれることも少なくないといえます。ですから、自分の気持ちしだいでは、介護職はやりがいを見つけやすい職業と言えるのかも知れません。

どこで働くかによって、仕事の満足度は変わる

ちなみに、上記のようにどこの仕事場かというのも、自身のモチベーションを保つ上では非常に重要です。最近では3Kと呼ばれる介護職の労働環境に危機感を持って、労働環境の改善に取り組む企業も少なくありません。自分はどんなところで働きたいのか、どんな思いでどんな風に働きたいのか、じっくりと探すこともとても大切です。

施設の雰囲気というのは本当にさまざまで食事や入浴、レクリエーションといった決まりきった流れを精一杯クリエイティブにつくりあげようとする施設もあれば、その逆もあります。面接の際には、今目の前で話している職員さんがどんな人か、楽しく働けているかというのも重要な基準となるでしょう。

 

 

以上、介護職の魅力とやりがいについてでした。

お読みいただき、ありがとうございました。