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介護福祉士Yuの体験記

介護士の体験談や考え事、転職方法などをつづっています

介護職の具体的な仕事内容

介護職の基礎知識

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前々回は介護職になるためにはどのような資格が必要かについて、そして前回は介護職として働く場所、職場の種類について紹介しました。

 

高齢者の生活を支援することが介護職の仕事

今回は介護職の仕事内容を紹介します。介護職の仕事内容をひとことで言えば、介護施設(自宅)にいる利用者の生活を援助することだと言えるでしょう。特別養護老人ホームにいる人でも、老人保健施設にいる人でも、自宅で介護を受ける人でもその1点は共通であり、本質です。

最近変わりつつあることとしては、過介護をしないということです。かつては高齢者=弱者という見られ方で、生活全般を援助する介護が主流でしたが、今は高齢者自身が自分でできることは自分で行ってもらうという考え方が中心になっています。

介護が「助ける」ことから「見守る」ことに重点を置くようになり、高齢者が弱者であるという見られ方も変わったのではないかと思います。ただ、どこまで助けるべきかについては、高齢者自身にとっても事業者にとっても意見が分かれるところもあるでしょう。ですから、そこの見極めは慎重にやるべきところなのだとは思います。

以下では、もうちょっと具体的に仕事内容を紹介します。

 

三大介護の内容について

上記では、介護職の仕事は「高齢者の生活を援助すること」とざっくりした言い方をしましたが、もうちょっと細かく見てみると大きく3つに仕事は大別されます。それは「食事介助」「排泄解除」「入浴介助」の3つです。これを三大介護と呼びます。もちろん、細かく見ればここに属さないような仕事もたくさんあるわけですが、この3つが介護の仕事では中心になります。

それぞれについて紹介していきます。

1.食事介助

自分ひとりで食事をすことのできない人を介助します。なんとなくイメージがつくと思いますが、介護者が口まで食事を持っていってあげたり、飲み込みやすい食事を用意したりといったことがあてはまります。具体的な支援内容は、その人の程度によります。たんに食事介助といっても、誤嚥しないように見守りをする程度から、食事を用意して姿勢を正して口に持っていくまでを行う全介助まであります。

誰だって美味しいものを食べたり、いろいろなものを食べたり、みんなで食事をすることは好きだと思います。それはいくら歳をとったって一緒です。でも、様々な事情でそれができなくなってしまうのが、施設等にいる高齢の方です。人として当たり前の喜びを受け取れることを助けてあげるのが介護職なのです。

2.入浴介助

次に大きな仕事の1つが、入浴を支援することです。これも食事と同じで、多くの人にとって楽しみなことだと思います。アメリカなんかだと入浴はほとんどシャワーなんてこともあるようですが、日本に生まれた人であれば、きっとその多くが湯船でリラックスした経験があるはずです。銭湯に行って、すごい良い気分を味わったという経験だってあるでしょう。

そんなごく当たり前のことも、高齢者にとっては難しくなってしまうことがあるのです。たとえば、入浴に際してはバイタルチェックといって、体温・血圧・脈拍・呼吸数等を必ずチェックします。そうしないと人によっては危険だからです。入浴後に体調を崩すといったこともありまえます。

また、1人で入浴するには、高齢者の方は筋力やバランス感覚が衰えすぎてしまっていることが少なくありません。そうなると、転倒など大事故につながる可能性があります。なんと毎年7000前後の転倒事故が起きています。そして、その少なくない数が入浴に際してのものです。だから、介護職員による入浴支援が大切なのです。

3.排泄介助

3点目は排泄についてです。自分でできる人は見守り程度ですが、難しい場合には排泄用具を利用したり、排泄中にも支援をしたりといったことが必要になります。また、トイレに行くのも困難な場合にはオムツ交換をする場合もあります。

当たり前のようにできていた排泄を自分でできなくなるというのは大変なことです。ですから、いかにプライバシー、そしてプライドへ配慮できるかというのが排泄介助では重要です。働く側としても決して嬉しい仕事ではないかもしれません。でも、そうせざるを得ない高齢者の方のほうが辛い、そう思うことが大切なのではないかと思います。

以上、食事・入浴・排泄の3つの支援が、介護職の主な仕事になります。

 

ほかにも、基本的な仕事として歩行介助や着替えの手助けをしたり、レクリエーションのサポートをしたり、話し相手になったりといった仕事もあり、実際には本当に幅広い内容になります。このように大まかには定義できますが、結局のところ人と人のコミュニケーションが仕事です。

マニュアルには載せられないような非定型な仕事が他にもたくさんあるでしょう。それは大変でもありますが、決して縛られずに自由に考えられるという観点では、介護職の仕事の大きな魅力なのかもしれません。

 

 

お読みいただきありがとうございました。