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介護福祉士Yuの体験記

介護士の体験談や考え事、転職方法などをつづっています

介護職の人手不足を考える

少子高齢化社会の未来

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いま介護の仕事をする人が足りていません。この先10年、20年後には現在よりもさらに足りなくなることが予想されています。本記事ではいったいどれくらい介護業界で人材が不足しているのか、また今から介護の仕事に取り組むことでどんな未来が予想されるのか、そんなことを考えてみました。

 

介護業界は人材が足りていない

さて、まずはいったいどくらい介護職員が足りていないのか、そこを把握するためにいくつか実際の数字を見てみましょう。改めて数字で見ると、いろいろ驚きが出てくると思いますが、それが日本の現状です。大げさかもしれませんが、介護に携わっていようと、そうでなかろうと、そんな世界をどう生き抜くか真剣に考えて損はないのではないかと思います。

1. 高齢者の数について

まずは高齢者(65歳以上)がどれくらいいるかですが、2015年9月時点でおおよそ3400万人と言われています。人口全体の約27%が高齢者だというのが現状です。4人に1人が65歳以上だということです。1950年時点では高齢者の数は500万人にも満たなかったわけですから、この60年あまりでいかに高齢化が進んだのかわかってもらえるかと思います。総務省統計局においても下記のような予測が発表されています。

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上手を見てもわかるように、高齢者数がピークを迎えるのは平成52年(2040年)頃だと予測されています。その時の高齢者数はなんと約3,900万人、高齢化率(全人口に占める高齢者の割合)は、なんと約36%です。周りを見渡せば3人に1人が高齢者だということです。世の中にはさまざまな予測がありますが、人口統計の予測というのは外れにくいと言われています。上記の数字は、今後の日本においてほぼ確実に訪れる未来だと言えるでしょう。

2. 介護職はどれくらい足りないか?

以上のような高齢者の増加が予想される中で、どれくらい介護職員は足りていないのでしょうか?

現在、日本で介護職に従事する人は、おおよそ180万人ほどがいると言われています。そのうち約3割くらい、約60万人程度が介護福祉士の資格を持っているとも言われています。介護福祉士については下記をご覧ください。

 それが2025年時点では約250万人くらいの職員さんが必要になるだろうと言われています。つまり、現状の職員数を考えると、約70万人程度が足りないということです。これをあと10年程度でどれくらい増やせるか、それによって介護職の働き方、給与、評価等々、いろいろなことが変わってくるのではないかと思います。

 

介護職の求人状況

そのような中で介護職の求人状況はどのようになっているのか、そしてどのようになっていくのか、データを見ながら考えてみようと思います。下記は厚生労働省「職業安定業務統計」と総務省発表の「労働力調査」をもとにしたグラフです。

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このグラフから言えることは大きく2点あります。

  1. 全業種の求人倍率と比べると、介護職の求人倍率は高い
  2. 失業率の低下と反比例する形で介護職の求人が増えている

介護分野の求人は非常に求められており、それは全産業より高い水準であるということです。上述したように明らかに人数が足りていないわけですから当然かもしれませんが、圧倒的に人数が足りていないので業界として働きたい人はウェルカム状態だということです。

人材募集の需要には地域差がある

ただ、注意しておきたいのは日本全体として介護職は求められていながらも、地域ごとにかなりの違いがあるという点です。下のグラフをご覧いただくとわかりますが、圧倒的に求められているのが東京です。次いで愛知、岐阜と続いています。逆に吸収ですと全般的に平均以下の有効求人倍率となっているのが特徴的です。

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このように、細かく見ればいろいろな違いはありますが、冒頭でも書いたように日本全体で少子高齢化は進んでおり、そのような状況において介護人材が今後求められることは間違いありません。

 

介護の仕事の将来性

そこで考えたいのが、介護の仕事の将来性です。いま介護職につこうかどうか、また現役で働いている方でもこれからどうしようかと考えている方は少なくないと思います。現状、介護職は決して給与や社会的な評価に恵まれているとは言えないのが現状だと思います。ここが将来的にどうなっていくのか、この項では考えてみます。介護職のお給料については下記の記事も併せてご覧ください。


介護の仕事をすることで得はあるか?

これから働く方、そして既に働いている方が、今後も介護の仕事を続けることに価値があるのか、徳はあるのかということですが、この点について意見、予測はさまざまだと思います。当サイトとしてはその価値は十分にあると考えます。

そう考える大きな理由は上述してきたように、今後介護業界における介護人材の需要はますます高まると考えられるからです。さらに、2016年現在よりも、その深刻度はさらに増すことが予想されます。そう考えると、その圧倒的な需要より、今よりも待遇や社会的な見られ方が改善されるだろうと考えるからです。今から、その業界で働いておくことによるメリットというのは決して少なくないと考えます。 

ただし、その際に意識しておきたいことが2つあります。

1. 働きたい、優れた事業所はどこにあるのか?

まず、良い職場を探すという観点です。聞いたことがある方も多いと思いますが、介護の職場はハードなところが多数あると言います。また、介護職と一口に言っても、施設ごとで働き方はさまざまです。どんなところでどんなふうに働くのか?自分の技能や性格を考えると、どういった場所で働くのいいのか、その点はしっかりと考えることが大切になるでしょう。

2. 専門性が重要になる

また、個人として意識しておきたいのは明確なスキル、そして専門性を身につけるという視点です。介護の仕事は一般にスキルがあまりつかない、またそういった人が多いと言われることがあります。ですから、そういった部分を意識的に強化することができる、できたのであれば、それは高い評価へとつながる可能性が高いと言えるでしょう。働く場所で何が求められているか、どんな技能があれば貢献できるのか、そういったことを考えることも重要になるはずです。

まずは自分に合った仕事を探すことから

上記を考えながら、あとはさまざまな求人情報を見ることが大切です。具体的にどのような仕事があるのか、条件があるのか、自分はどのような場所を望むのか、そういったことをしっかりと整理して、じっくりと最適な仕事場を探してみましょう。

焦らずとも、介護求人の需要は上述してきたようにしばらく続くはずです。例として下記でいくつかの求人サイトを紹介させていただきます。

MedFit

上記のいずれでも非常に多くの求人募集があります。ですから、5年10年かけてどのようなキャリアを歩みたいのかというところまで考えてから、仕事を選んでみることが大切なのではないでしょうか。

また、このような状況において、これまで述べてきたように、いかにしてより良く働くかという視点で多数の書籍も出ています。こういった本を読むことで勉強にもなりますし、良い仕事場選びにもきっと役立つはずです。読みやすいマンガなどもありますので、ぜひご覧になってみてください。 

49歳 未経験 すっとこ介護はじめました!

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マンガ ボクは介護職員一年生

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以上、介護業界における人材不足の現状について、さらにはそのような中でどのように自分に合った仕事を見つけるかを考えてきました。お読みいただきありがとうございました。

腰痛治療の一環に「雲のやすらぎ」がオススメ!

腰痛

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介護の仕事をしていれば、誰もが悩まされるのが腰痛です。1日中動きっぱなし、立ちっぱなし、これだけでも体が疲れるのに、かがんだり、立ったりといった動作も日常茶飯事です。これでは腰にいいわけがありません。

施設によりけりですが、半数以上の方が腰痛に悩まされているというのが、介護施設でよく見られる状況です。とりわけ男性だと、どうしても力仕事を任されることも多く、腰を痛めやすい状況にあると言えるでしょう。もちろん、完全に治せればいうことなしですが、これは職業病という一面もあります。個人的には食事や運動、治療など、多角的な面から改善のアプローチをとる必要があると思っています。

その中の1つとして、寝るときに腰をしっかりと休められるアイテムとして、雲のやすらぎという凹凸加工・体圧分散の浮圧敷き布団がオススメです。

 

腰に負担がかからないのが嬉しい!

朝起きると、ぐっすり寝れたはずなのに、どうにも腰に違和感が残っている…、そんなことってありますよね。腰痛の人だと特にそういうことはあると思います。この原因は、もちろん普段の業務もありますが、睡眠時の姿勢がイマイチだということも大きいようです。

寝ている間に腰の調子が悪くなる原因

これ、どういう仕組みかといいますと、まず布団が柔らかすぎる場合です。支持性のない敷布団だと、どうしてもお尻部分が沈んでしまい、そのために腰に負担がかかってしまうのです。さらに、(体勢が苦しいため)この状態で寝返りを打つと今度は寝相が悪くなって、体の特定の個所に大きく負担をかけてしまうのです。腰を健康な状態に保つうえで、寝具は非常に重要なのです。

最近は体への負担を軽減する寝具が人気

ここ数年は、こういった状況を見直す際に寝具からアプローチするといったことがずいぶん増えたようにも思います。フィギュアスケートの選手である浅田真央ちゃんが広告するエアウィーブや、バレーボール女子の元選手であり監督でもある中田久美さんが広告するトゥルースリーパーといった敷布団がずいぶんと普及しているようです。また、枕を見ても低反発のテンピュールは良い枕の代名詞となった感がありますし、他にも枕をオーダーできるお店はずいぶん増えたように思います。

そういった流れの中の1つが、今回の雲のやすらぎです。こちらも形態としては敷布団で5層構造とクッション性を高めることで、体圧をうまく分散しているわけです。こうすれば、睡眠中に腰に過度な負担がかかることなく、良い状態を保つことができるのです。ぐっすり眠れることで体の疲れもとれ、腰痛の悪化を防ぐこと、また改善も期待できるでしょう。

 

口コミにも腰に楽だと多数の声

とはいえ、実際にどうなのかというところに不安もあるかもしれません。雲のやすらぎの公式サイトには、日本全国から購入者の声が寄せられていますが、おおむねそれらは高評価のようです。★5つが約60件、★4つが約40件、★3つが5件、★2つが1件、★1つにいたってはなんとゼロ件です。

特に腰痛については、非常に多くの方がレビューをされています。よくなったという方、徐々に良くなっているという方、期待しているといった方、感想はさまざまですが、こちらもおおむね好感を持っているようです。詳細については、公式サイトでご覧ください。

デスクワークで疲れた肩こりにも効果大!

ちなみに、腰痛だけではなく、肩こりに効いたという方も多いようです。腰と肩は両方とも凝りやすく、また怪我もしやすい場所です。肩こりの方は介護職というよりは、パソコン仕事、デスクワークの方が多いようです。こういった方々も腰痛や肩こりで悩まされていることを知って、仲間が増えたような嬉しさと、本当に肩こり・腰痛は厄介だという辛い思いが出てきて複雑ですよね。

 


以上、腰痛についてと、その改善策の一案として体圧分散の敷布団「雲のやすらぎ」を紹介しました。

これだけで完全に腰痛が治るかというと、それは難しいかもしれません。しかし、これがあれば少なくとも腰痛が楽になるとはいえそうです。長く現場で働くためには、腰痛との付き合い方は非常に重要です。ぜひ一度、雲のやすらぎをお試しになってみてください。

お読みいただきありがとうございました。

介護の仕事は専門用語を覚えるのが大変!

介護職の基礎知識

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本日はいざ介護の仕事で働こうと思った人が最初に気を付けたいポイント、介護の現場で使う専門用語のことです。ちゃんと勉強して資格もとったんだから専門用語くらいわかるよという人もいるかと思います。

でも、知識として知っているのと、実際の現場で使うのとは大違いです。いちいちノートや教科書を開いている時間なんてないですから、全部の用語についてそらで説明できるくらいにはなっていないといけません。仕事をしていると自然と覚えてしまうとも思いますが、事前に予習をしておいて損はありません。

本記事では仕事でもよく使う専門用語5つを紹介しようと思います。

 

1.鼠蹊部

最初は基礎編!言葉としては聞いたことがある方も多いと思いますが、いざいきなり文字を出されたら読めない人も少なくなさそうな気がします。これは「そけいぶ」と読みます。太ももの付け根の部分のことを指します。

介護の現場で気を付けたいのは、この鼠蹊部、とりわけ太ももの付け根部分の衛生面についてです。高齢者の場合はただでさえ入浴を自由にできるわけではないので、この部分は汚れがたまったり、臭いがつきやすくなってしまいます。そうなると、痒くなったりもして、かいて傷つけてしまったりなんて危険も出てきます。入浴の際、それ以外でも綺麗にするように気を付けたい場所です。

 

2.掻痒感

次は掻痒感。これも漢字が難しく読みづらいですが、「そうようかん」と読みます。これはかゆみのことです。介護の現場だけでではなく、看護の世界でもよく使われる言葉です。高齢者だけではなく、アトピーのような皮膚に問題を抱える人にもよく見られる症状です。

原因としては主に皮膚の乾燥が大きいと言われています。皮膚が乾燥することによって、バリア機能が低下し、そこに炎症が起きるとともに掻痒感も生じます。掻いたりこすったりしてしまうと、さらに皮膚が傷つけられてかゆみが増すということが起きます。「かゆい」だけのように思えますが、当人としては非常に辛い状況になります。

温度を低く保つことが大切

掻痒感を解消する方法としては、「気温」「温度」に気を付けるのがポイントです。温かいとか熱いといったものはNGです。なるべく「気温」「温度」を低く保つことが大切です。室内温度も涼しく、風通しがよいのが好ましく、入浴・シャワーの際にも設定温度を低くしておくことが大切です。いずれも40度くらいがよいでしょう。また、局部を冷やしたり、逆に暖めたりということが効果的な場合もあります。詳細については専門の方に聞くか、調べるかしてみてください。
介護の現場においては、かゆみが無い人はどうしても軽視をしてしまいますが、「痒い」だけが本当に辛いということが少なくありません。ですから、掻痒感を訴える高齢者に対して親身に接する、辛さを少しでもわかろうとする、それだけでも掻痒感を訴える人としては非常に嬉しいはずです。

 

3.Kot(コート)(便のこと)・Hr(ハルン)(尿のこと)

それぞれ聞きなれないと思いますが、便、尿のことをこのように英字で示します。これはそれぞれドイツ語の専門用語になります。

実際の現場では英字の後ろに多量や少量と付け加えて量を示したり、+でそれぞれがあった、マイナスでそれぞれがなかったといったことを示す場合が多いようです。あとは、具体的に量を言う場合もあるようです。申し送り等の際に、トータルでどれくらい出ましたよ、と。

実際には、便・尿と言ったほうがわかりやすいような気もしますが、なんとなくあまりに多用しても綺麗な言葉じゃないから、こうした専門用語を使っているのかなという気もします。ただ、看護の人や医者の先生なんかは普通に便・尿ということもあるでしょうから、現場においては話をしている相手に合わせて言葉を使ってもいいのかなと思います。

 

4.KT・BP(体温・血圧)

KT・BPこれも実は、ドイツ語の略称です。正確にはKTはKorpertemperatureで体温のこと、BDはBlutdruckで血圧のこと、PはPulsで脈拍のことを指しています。あれ、じゃあBPは?と思ったら、これはどうやらBlood Pressureで血圧のことを指しているようです。

このあたりの使い分けはおそらく施設によってもさまざまかと思います。おおよそは上記のいずれかが使われているのだろうとは思いますが、いざ働いてみてこれはなんだろうと思ったら、どんどん聞いてしまうのが一番かと思います。

こうした専門用語に限ったことではないですが、介護施設というのは現場によって慣習がだいぶ異なったりもしますので、何かわからないことがあれば、経験者だろうと未経験だろうと、積極的に聞くことがとても大切じゃないかと思います。

 

5.振戦

振戦、読み方は「しんせん」と言います。でも、それだけ言われてもいったいなんだろうというのがわからないですよね。振戦、これはふるえのことです。裁縫などで針に穴を通すときには誰だってふるえることもありますし、ストレスや疲労、お酒の飲みすぎで生じたりする、一般的といえば一般的な症状です。

ただ、高齢者の場合にはそれがかなり頻繁に起きたり、場合によってはパーキンソン病や多発性硬化症などの影響によって起こるふるえの場合もあります。このような場合には注意が必要です。つまりは、それまではふるえがなかったのに最近ふるえることが多いということであれば、逆に病気などを疑わなければならないということです。

このあたりは、素人判断は難しい領域になりますので、何かしら異変を察知した時には上長に相談したり、医療スタッフさんに相談するのがよいでしょう。

 

 

以上、介護現場でよく使われる専門用語を5つ紹介しました。この5つでもいろいろと考えることはありますが、介護現場ではまだまだたくさんの専門用語に接することになるはずです。上述したように現場にいれば自然と覚えてしまうことが多いでしょうが、自分から積極的に勉強することも大切です。これを機会にいろいろと調べてみてください!漢字も覚えられたり、意外と楽しいと思える側面め大きいんじゃないかなと思いますので!

お読みいただき、ありがとうございました。

リーダーシップの鍵は共感と納得

リーダーシップ

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介護の現場において、多くのリーダーが悩んでいることの1つ、なぜメンバーは自分の言うことに従ってくれないのだろうかということがあると思います。どう考えたって正しいことを言っているつもりなのになんでだろう、なぜ協力してくれないのか、やる気が見えないのはなぜなのかと。

理由はさまざまだと思いますが、見直してほしいことの1つが、自分が周りを「説得」しようとしていないかということです。リーダーとしてみなを引っ張っていくのに大切なのは、「説得」よりも「納得」と「共感」なのです。

 

協力してもいいかなと思ってもらうことが必要

そのようなことがあったという方には、自分自身のことも思い出してみてほしいのです。過去に誰かに何かをやれといわれたときに、反発したことってなかったでしょうか?代表的なものとしてはご両親や先生の「勉強しろ!」というものがあったかなと思います。

これを素直に聞けた人ってどれくらいいたでしょうか?おそらく多くの人が、うるさいな~なんて思って従っていなかったのではないでしょうか。でも、考えてみれば勉強しろというのは非常に正しい主張です。勉強することで知識がつけば、いい点がとれて、それは自身の選択肢を増やすことにつながります。これこそ、正しい主張だけど、納得を得られなかった事例です。正しいだけでは人を動かすことはできないのです。

納得感をつくるために会話のキャッチボールが必要

ここで必要なのは、双方がもっと深く、そして継続的にコミュニケーションをとることです。正しいとわかっている勉強を、なぜ子どもはできないのか、親はそのことを問いかけることが必要です。子どもとしても自分は今なぜ勉強したくないのか、それを親に伝えてみましょう。そうすることで、互いの理解が深まります。

そうすると、自然といつだったら勉強するのか、どんな科目だったら勉強するのか、なんのために勉強するのか、そういったことが話題に出て、徐々に定まってくるはずです。そこで生まれるのが納得です。こういったことだったら勉強しよう、きっと子どもはそう思ってくれるはずです。

また、親としては自身がなぜ子どもに勉強しろと口うるさく言うのか、その理由を語ってみてもいいかもしれません。それは共感を生む可能性もあるでしょう。

まずは相手の話を聞いて、どんな気持ちかを知るのが大事

いずれにせよ重要なのは、きちんと会話のキャッチボールをするということです。そして、相手がいったい何を考えているのか、どうしたいのかを、本人から聞いて納得することが大事です。

私たちはとかく他人をわかったような振る舞いをしがちです。親だから子どものことは知っている、上司でずっと見てきたから部下のことは知っているという感じです。本当にそうでしょうか?

上記のような「知っている」というのは、たいていの場合は「知っている、と思う」です。要は勝手に自分でこうだろうと想像してしまっているということです。もちろん、すべてがそうだとは言いませんが、そのような部分が多い可能性があるということです。特に感情というのは、人は良く移り変わります。前は好きだったけど今はイマイチというようなことも、仕事に限らず誰だってあるはずです。ですから、誰かに協力をしてほしいと思った時は、相手がどう思うか、何を考えているのか、しっかりとヒアリングすることから始めましょう。

 

介護の現場でも共感と納得が大切

上記の流れは、介護の現場においても同様です。いかにチームのメンバーに共感と納得をしてもらうのか、リーダーはその点を考えるべきなのです。正しいからといって勉強しろといったように、一方的なコミュニケーションをとるだけでは、人を動かすことはできないのです。

介護の現場においては、こうしたシチュエーションは会議になるかと思います。複数の人がいる状態ですが、ここでも基本的なことは一緒です。正しいことを押し付けるというコミュニケーションでは、人、ひいては組織を動かすことはできません。自分の気持ちを話したり、人の気持ちを聞いたりすることで、その場に共感と納得を作り出すことが重要です。

会議の場ではコンセンサスを形成しよう

1対1の場よりも気をつけたいこととしては、コンセンサス、合意形成を行うことです。なんとなく、話して共感と納得を得た気がするというのではなく、その場で具体的に誰々が何々をするということを決めて、これでいいですね?と問いかけ、了承をもらうことがコンセンサスです。

この点についてはテクニック的なことも必要にはなってきますが、前提としてまずはコンセンサスをつくるという意思があることが大切です。そうしたいと思っているということも会議の中で伝えるといいでしょう、そうすることで自然と会話が生まれ、コンセンサスをつくることに合意をしてもらえるはずです。

具体的な会議運営の考え方やヒントについては、下記書籍が参考になるかと思います。ぜひともご覧になってみてください。

 

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

介護現場でのチームワークを円滑にするために

リーダーシップ

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介護の仕事は1人ではできません。周りのスタッフとさまざまな面で協力をして、その人の仕事を完遂することができるのです。レクリエーションだって、入浴だって、食事だって、常にチームワークが要求されます。

また、介護現場においてはチームケアという考え方も重要です。これは上述したような介護職員同士のチームワークという意味でもありますが、介護職員だけではなく、医者や看護師、理学療法士、言語聴覚士といった各分野のスペシャリストとのチームワークも意味しています。チームケアにおいては、介護職も1つの専門職として、高い専門性が求められます。

今回はチームワークをよりよくするための方法について考えていきます。

 

理想の組織に向けての努力

しかし、すべての現場において、いかんなくチームワークが発揮されているかというと、必ずしもそうではないでしょう。それを如実に実感するのは、リーダーをやってみてだと思います。本当はこうしたい、こうしてほしい、そのような理想の動きができてることは決して多くありません。

そうなると、リーダーとしてはよりよいパフォーマンスのために、さまざまな試行錯誤をすることになるでしょう。1人ひとりのスタッフに要望を伝えたり、何が問題なのかを1人考えたり、時には仕事の仕組み自体に変革が求められることもあるでしょう。

そのように、さまざまなことをスタッフに働きかけて、これなら大丈夫だろうと職場を眺めてみると、3ヶ月経っても何も変わらない現実に直面することがあります。これはいったいなぜなのでしょう。

 

人の考え方は簡単には変わらない

まず、人ってそう簡単には考え方を変えられないですよね。言葉ではわかっていても、本心から納得して自分の行動を変えることって難しいものです。わかっているつもり、納得したつもりでも行動を変えられないということもあるでしょう。

歳をとると、その傾向はますます強くなります。50、60になったら、それまでの人生で培ってきた思考を修正するのは本当に容易ではないはずです。人によっては30歳だって、人から言われたことを素直に聞き入れられなくなっているということもあるでしょう。

組織にある慣性の法則

ひと1人ですらこうなのですから、それが集団になると、変化を起こすのはさらに容易ではありません。慣性の法則というニュートンが提唱した考え方があります。理科や物理の時間に習ったことを覚えている人もいるでしょう。これは、外からの力がなければ物体はその場にとどまり続けるという物体の性質を指します。また、物を動かそうとすると地面との摩擦が生じます。

この慣性の法則は人にも非常によく当てはまるのです。つまりは、人、組織というものは基本的に同じ場所にとどまり続けることを望む保守的な集団だということです。そして、彼らをどこかに動かそうと思っても、摩擦、抵抗が生じるということです。

保守的な考え方の介護現場

特に介護の現場というのは、基本的にはいつも同じところで同じ人を相手に仕事をします。そうなると、自然とこれが当たり前という働き方・考え方がつくられます。そのため、それ以外の考え方や行動を受け入れづらくなってしまうのです。

実際に介護現場で働いている人には、保守的な考え方が多いなと感じたこともあるはずです。もちろん、人の命を預かっている仕事ですから常に慎重な言動は求められますが、失敗を恐れるあまり改善のための変革が行われないのは大きな問題です。

 

長期的に、共に変わっていく姿勢が大切

しかしながら、打つ手がないというわけではありません。人が何かに反対するときはさまざまな理由がありますが、その1つがただ単に怖いだけという場合です。実は明確な理由はなく、ただそれだけということも多いのです。今の生活、生き方、考え方が快適、これをコンフォートゾーンと言います、そこから抜け出したくないというのです。

でもそれって、もう1つには変わろうにも何をしていいかわからない、どう変わるのかがわからないというだけの場合がほとんどです。逆に言うならば、そこを明確にすれば、意外なほどに人には変わっていける可能性が開けます。

人の気持ちに寄り添うことの大切さ

そのような場合に大切なのは、スタッフ1人ひとりと向き合うことです。Aさん、Bさん、Cさん、彼らをスタッフとしてみるのではなく、個々人として理解しようと努めるのです。好きな食べ物は何か、どんな趣味があるのか、これまではどのような経歴だったのか、そうやって人を知ることで自然と相手も心を開くことが少なくありません。

時間はかかりますが、人は変われるものでもあります。そのために、本カテゴリで書いているようにリーダーシップが重要になるのです。リーダーがどうしたいか、何を理想とするか、それがチームケアのチームワークを進化させるのです。

介護職におけるリーダーシップについては、下記の記事をご参照ください。

 

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

そもそもリーダーシップとは何か?

リーダーシップ

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前回は介護職でリーダーを任された人が、最初に何を考えるべきかという話をしました。

今回は改めて、リーダーシップとは何かということを考えてみたいと思います。リーダーという言葉自体は何気なく誰もが口にしますが、本当のところいったいどのような役割で、何をすべきかを定義されていることは多くありません。

そこで本記事では改めて定義から考えてみようと思います。

 

リーダーシップとは?

皆さんはリーダーシップとは何かと問われたら、どのような言葉が思い浮かぶでしょうか。たとえば、下記のように考える人は少なくないと思います。

  • チームをまとめて結果を出すこと
  • 自分から率先して周りの人を引っ張ること
  • メンバーの意見をまとめて、方針や目標を決めること
  • 知識や経験が豊富で、メンバーから信頼されていること
  • 各メンバーの成長を考えること

このいずれも間違いではないと思います。実際、ある条件下においては、上記のいずれかだけを求められるリーダーというのもありえるでしょう。そう考えれば、そのいずれもがリーダーシップだとも言える場合もあるでしょう。

ただ、いずれもリーダーシップとは何かという問いの答えとしては十分だとは言えなさそうです。上記の項目は、あくまでリーダーがやるべきことの1つであり、それそのものがリーダーシップを指すわけではなさそうです。

では、リーダーシップそのものとはいったい何なのでしょうか?

自分自身の価値観に従って、誰かと何かを牽引すること

その1つの答えとして考えたのが、この見出しにある「自分自身の価値観に従って、誰かと何かを牽引すること」です。

まず、自分自身の価値観に従うという部分についてです。リーダーにはその人の考えというのが重要です。自分はどう思うか?そこがクリアでなければ、周りはどうしていいかわからないですよね。ですから、自分が正しいと思えること、それが心に決まっているのがリーダーの条件だと思います。

目標を達成してこそ意味がある

そして、その思いをもとにして、人に働きかかけてゴールを目指すこと。それこそがリーダーシップではないかと私は思います。いくら言っていること、思っていることが正しくとも、周りがそれに共感してくれず、目標を達成できないのでは、残念ながらあまり意味がありません。

ですから、その両方があってリーダーシップなのです。そのどちらがかけても、リーダーとしてゴールを達成することは難しい、そう思います。逆にその志があるだけでも、ゴールが達成できるとは限らない、そこがリーダーシップの難しいところだと思います。

リーダーシップはいたるところにある

そう考える、リーダーシップというのは何も仕事場だけに限ったことではありません。日常生活のなかでもリーダーシップが必要となるシチュエーションはたくさんあります。

旅行が顕著ですが、どこに行って何をするかを決めるのは実はとても大変です。友人と行くでも、家族と行くでも、結局誰も率先してスケジュールを立てずに、行き当たりばったりの旅をしたことって誰でもあるんじゃないかと思います。こうしたときに、率先して方向性を決め、同行者から意見を求め、旅行のプランニングを決めることこそがリーダシップの非常にわかりやすい事例だと言えるでしょう。

今夜の夕食を相談して決めることがリーダーシップのスタート

「はじめての課長の教科書」や「リーダーシップでいちばん大切なこと」といったマネジメント、リーダーシップに関する著書で有名な、フリービット株式会社の取締役酒井穣さんは、リーダーシップとは「今夜の夕食どうしようか?」と聞かれたときに、責任を持って意見を言うことがリーダーシップの始まりだと言っています。こういうときに、「何でもいいよ」といって責任を回避するのは、リーダーとして最もふさわしくない行動だとも言っています。

リーダーシップというと、どうにも難しいもの、大変なものだと考えてしまいがちですが、本当は私たちの生活にとても身近なものなのかもしれません。

 

介護職にとってのリーダーシップとは?

以上、リーダーシップとは何かを考えました。では、これが介護職になったときに、何か考えるべきことはあるのでしょうか。

介護職にとっての「誰か」はチームのメンバーです。「何か」とは利用者の満足です。もちろんこれは絶対的な答えではありません。その時々、そして周囲のメンバーによっても変わりうるものだと思います。ただ、大切なのは「自分自身の価値観」を明確にすることです。そして、それに基づいてゴールを決め、行動することなのです。

そう考えると、介護職だからというより、その人個人個人でとるべきリーダーシップというのは異なるのです。そして、何もリーダー職だけがリーダーシップを発揮するというわけではありません。部下には部下のリーダーシップというのもあるはずです。いま自分がとるべきリーダーシップとは何なのか、そのことを真剣に考えて、答えを出すことが、最も重要なのではないでしょうか。

 

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

介護リーダーになって最初にやるべき・考えるべきことは何か?

リーダーシップ

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介護職に限ったことではありませんが、仕事において、リーダーに任命されると誰もが戸惑ってしまうのではないでしょうか?介護職の場合だと介護福祉士になったりすると、グループのリーダーを任せられるようになる人が多いと思います。

なんとなく、今まではリーダーを見ていた人たちも、いざ自分がリーダーに任命されると、かなり困ってしまうのではないでしょうか。リーダーっていったい何をすればいいのか、どういう人がリーダーだと言えるのか、自分は向いているのか、まとまらないチームにどう働きかければいいのか、疑問はつきないはずです。

 

私たちはリーダーシップを教わったことがない

こんな風に悩んでしまう理由の1つは、これまでリーダーとは何かを教わったことのある人は非常に少ないからです。リーダーの仕事って何ですか?と聞かれたら、なんと答えますか?これに即答できる人は決して多くはないと思います。

とりわけ、介護職というのは他のビジネス、いつもスーツを着ている人たちと比べて、そうしたアカデミックというか体系的な知識からは、やや離れた場所にありますし、働いている人それぞれのバックグラウンドもさまざまで、リーダーシップと急に言われても、困ってしまうのではないかと思います。

今回、数回の記事にわたって、介護職のリーダーシップを考えていこうと思います。はじめて、介護職の現場においてリーダーに任命されて困っているという方にとって、少しでも参考になればうれしいです。

 

リーダーシップで最初にやるべきこと

では、さっそくですが、リーダーをすることになって、困っている人が最初にやるべきことについてです。それは「ゴールを明確化する」ことです。ゴールとは、自分のチームの最終目標です。半年後、1年後にどのような状態にしたいかを最初に決めるのです。

なぜ、ゴールを決めるのか?最大の理由はゴールがないと、各スタッフが自発的に自身の行動を決められないからです。仕事をしていれば、誰しも何をすべきか、どうすべきか判断を迫られることがあると思いますが、ゴールという判断基準がなければ、どうしていいかわからないから何となくの判断や、その場限りの判断、他人に責任をかぶせた判断になってしまう可能性があります。

そうなると、チームとしての結束や、統一性は生まれません。当然リーダーへの信頼感というのも生まれてきません。チームはバラバラになってしまうのです。個々人の成長にとっても決してプラスとは言えません。自分で責任を持つことがなければ、そこにあるのはただのやらされ仕事になってしまいます。

どんなチームにしたいかを考える

以上のような理由から、リーダーシップでまず最初にやるべきはゴールの設定なのです。では、どうやってゴールを設定するのか。ゴールと一口に言っても、その意味するところはさまざまですから、悩んでしまう人も少なくないでしょう。

そんなときに役立つのが見出しの言葉である「どんなチームにしたいか?」です。半年後、1年後に自分が担当しているチームに、メンバーにどんな姿になっていてほしいか、その問いに対する答えをゴールとしましょう。

自分で考えて答えを出す

理由もあったほうがいいでしょう。なぜ、そう思ったのか。たとえば、最近小さなミスが多いから、半年後には毎日の仕事で1つもミスがないチームにする、といった具合でしょうか。決して難しく考える必要はありません。それに誰かの言葉や書籍を参考にする必要もありません。自分で考えて答えを出しましょう。それこそが、あなたのチームにとって、最適なゴールとなるはずです。

ただ、それは人に聞いてはいけないということではありません。あなたの上司や部下に聞いてもいいことです。大事なのはリアリティです。現状にあったゴールを設定できているか、それがとても重要なのです。リアリティを生み出すためには、今現場にいる人々の気持ちを反映することが大切です。

ですから、本や現場とは関係ない人の言葉を使うと、それは表面的なゴールになってしまいがちなので、避けるべきだということです。なにも初めから100点満点を取る必要はありません。自分の頭で必死に考えて、いろいろな人の力を借りて、徐々によりよいゴールへと進化させていってはいかがでしょう。

とはいえ、積極的に学ぼう

上で言ったことと多少矛盾してしまいますが、書籍やネットの記事で学ぶ、インプットも非常に重要になります。初めての経験となるわけですから、リーダーシップとは何かという基礎をまずは学ぶ必要があります。

安心してほしいのは、これまで本当に多くの人がリーダーシップについて悩んできて、その回答を出そうと試行錯誤してきたことです。悩んでいる人は決してあなただけではありません。多くの知識や経験を得ることはできます。

悩んだときは、まずは学んでみましょう。たくさんの知識を身につけることで、自分の頭で考えることの助けになりますし、答えのクオリティも上がるはずです。

下記にオススメの書籍を紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。 

人を動かす 新装版

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組織も人も変わることができる!  なぜ部下とうまくいかないのか 「自他変革」の発達心理学

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以上、介護職の現場においてリーダーを任された人が、最初に考えるべきことについてでした。お読みいただきありがとうございました。